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京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都髙島屋 S.C.[T8]5F・6F)5F エキシビションスペースにて、荻野夕奈の個展「Interweaving Presence」を開催致します。
会期|2025年12月19日(金)~2026年1月12日(月)
※1月1日(木)・1月2日(金)は休館
時間|11:00~20:00
※12月31日(水)と最終日のみ18:00まで
会場|京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
主催|京都 蔦屋書店
協力|MIZUMA ART GALLERY
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
概要 :
荻野夕奈は、2007年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了後、身近な植物を描き重ねるスタイルの油 彩作品群を日本やアジア各地で発表してきました。2018年からは活動の幅を広げるため、インドネシア やアメリカに滞在。それまで日常を眼で観て描くことに徹していた絵画は、異なる文化の中での経験を通 して、アイデンティティや内面をより深く見つめ直す絵画へと発展していきました。その後、バングラデ シュ、シンガポール、アメリカなどでの作品発表を経て、花のモチーフは次第に自己の象徴(メタファ ー)となり、女性が持つ美しさや強さと重ね合わせながら、肉体や骨格の躍動感を植物で表現するように なりました。2020年以降は、人物をモチーフとした半抽象的な表現にも取り組み、命の存在、感情、儚 さの中に潜むエネルギーを描いています。筆の痕跡や絵具の層が織りなす画面には、繊細さや儚さを保ち ながらも、大胆なストロークや重ね塗り、削り、拭き取るといった物質的な行為を通して、時間と記憶の 層と、描く対象の存在そのものが生み出されています。 本展では、写真やドローイングを交え、花や人物をモチーフにした近作の油彩作品を展示します。
アーティストステートメント:
私が描く花や身体は、自然や個人の姿を起点にしながら、時間と記憶の堆積を可視化するための媒介で す。筆を重ねるうちに、像は揺らぎ、ほどけはじめ、鮮やかな色や厚く塗られた筆致へと変容していきま す。その画面は日々を描き残す空間として息づきはじめ、心の奥に残る微細な感覚や、過ぎ去った時間の 余韻をも抱え込んでいきます。 油絵の具を重ね、削り、拭き取り、また描く― その反復は、表象と非表象、存在と不在の間を往還する 作業です。そこに立ち現れるものは、身体のジェンダー的規定や花の象徴性を超えた存在そのものを探る 試みでもあります。 線や色の揺らぎには、私自身の身体感覚や呼吸が刻まれています。その複雑な痕跡のなかに、どのような 「現在」があるのか―。私はその問いに視線を澄ませながら、目と筆を通して見続けています。
荻野夕奈
販売について:
作品は、12月19日(金)11:00より店頭にて販売開始。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

《p-011125_1》2025/h1600×w1300mm/Oil on Panel
Photo by MIYAJIMA Kei / Courtesy of Mizuma Art Gallery
IWASA 鈴奈と荻野夕奈の二人展をギャラリー尾形(福岡市)にて開催いたします。
会場 ギャラリー尾形
福岡市中央区赤坂2-4-3シャトレ赤坂2F
会期 2025年12月19日 -12月28日
時間 11:00-18:00
月曜休廊
PLPG Global Mediaが発行するArt Scene+ Magazine 7月号に、作品についての記事が掲載されています。
PLPG Global Media published a 16-page article about my artwork in the July issue of Art Scene+ Magazine.























